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RESEARCH: NDBを活用した高齢者における慢性腎臓病診療の質評価

2020/02/19 お知らせ

NDB(ナショナルデータベース)は日本国中の医療レセプトを格納した巨大データベースです。
NDBを分析することで、日本中で行われている医療の実態を可視化することが出来ます。
当研究室の福間と池之上がNDBを分析し、高齢者が受けている慢性腎臓病(CKD)診療の質及びアウトカムとの関連についてMecial Careに発表しました。
本研究は、2017年に我々が発表したCKD診療の質指標(Clin Exp Nephrol, 2017)をNDBに応用しました。
高齢者が受けているCKD診療の質には、ばらつきがあり、推奨治療と実態には乖離があるこが示されました。
診療の質とアウトカムの関連を分析する際には、レセプトデータ解析で課題となる未測定交絡に対処するために操作変数法を採用しました。その結果、糖尿病を持つ高齢CKD患者においては、尿検査、栄養指導、NSAIDS常用回避で定義される診療の質が高いほど低い腎不全発生率に関連することが明らかになりました。
本研究は、2015-2016政策科学総合研究事業「高齢者医療の適正化推進に向けたエビデンス診療ギャップの解明(研究代表:中山健夫教授)」のコアプロジェクトの一つとして実施され、University of MichiganのProf. Rajiv Saran (Epidemiology)、Prof. Edward Norton (Health Economics)とも連携しました。

Quality of Care in Chronic Kidney Disease and incidence of End-Stage Renal Disease in Older Patients; A Cohort Study
Shingo Fukuma, Tatsuyoshi Ikenoue, Sayaka Shimizu, Edward C. Norton, Rajiv Saran,  Motoko Yanagita, Genta Kato, Takeo Nakayama, Shunichi Fukuhara; and on behalf of BiDANE: Big Data Analysis of Medical Care for the Older in Kyoto
Medical Care 2020 in press
https://journals.lww.com/lww-medicalcare/Abstract/publishahead/Quality_of_Care_in_Chronic_Kidney_Disease_and.98321.aspx

 

 

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